葬儀の基礎知識一覧
ラストメイクのとは?

ラストメイクの重要性
ラストメイクとは、故人が生前の穏やかな表情を取り戻せるように、専門のスタッフが行うメイクアップのことです。別名、死化粧やエンゼルメイクとも呼ばれます。
闘病生活でやつれてしまった顔色を整えたり、事故などで傷ついた顔を復元したり、生前の姿に近づけるための特別な技術です。
ラストメイクの目的:
故人の尊厳を守る:
生前の姿に近い状態に整えることで、故人の尊厳を保ちます
遺族の心のケア:
穏やかな表情で故人とのお別れをすることで、遺族の心理的な負担を軽減します。
故人との思い出を美しく:
生前の写真などを参考に、故人らしい自然なメイクを施すことで、故人との思い出をより良いものにします。
ラストメイクの内容:
顔色の調整:
闘病などでやつれてしまった顔色を、生前の血色の良い状態に近づけます。
表情の復元:
事故などで傷ついた顔や、開いた目や口を閉じたり、頬にふくらみを持たせたり、綿を詰めるなどして表情を整えます。
メイクアップ:
故人が生前愛用していた化粧品を使ったり、故人らしい自然なメイクを施したりします。
着替え:
生前に着用していた服や、故人が好きだった服に着替えさせ、旅立ちの準備をします。
その他:
髭剃り、ヘアセット、爪切り、含み綿など、身だしなみを整えます。
ラストメイクは、単なるメイクアップではなく、故人の尊厳を守り、遺族の心のケアをするための大切な儀式です。
お客様の声
「生前のように見える』「やわらかな表情で眠っているようね」「起きてきそうね」とご遺族・ご親族様より喜びの声を多数いただいています